弱視

  • amblyopia

  • 概念
  • 広義には種々の原因により十分な視力が出ない状態
  • 社会的弱視中毒弱視、医学的弱視機能的弱視(狭義の弱視)が含まれる


  • 原因
  • 斜視弱視
  • 不同視弱視
  • 屈折異常弱視遠視、強度近視
  • 視性刺激遮断弱視白内障眼瞼下垂、1週間程度の眼帯)
  • 微小角斜視弱視(傍中心窩固視)
  • 経線弱視乱視


  • ref79;ref24
  • 050930;060201
  • 社会的弱視


  • 概念
  • あらゆる眼科的治療をしても、視力が0.04〜0.3までのもの(0.03以下は盲という)
  • 社会的・教育的立場から何らかの保障や教育が必要な状態


  • ref79
  • 050930
  • 中毒弱視


  • 概念
  • 薬物による弱視

  • 原因薬物
  • エタンブトール: 球後視神経炎をきたし視神経萎縮を生じる
  • メチルアルコール: 飲用後2〜3日で失明し、視神経の障害をきたせば恒久的視力障害となる
  • シンナー: 視神経萎縮眼球運動障害、他の中枢性および末梢神経障害
  • 有機リン: 視力低下、視野狭窄、近視化、瞳孔異常眼球運動障害、十度では視神経萎縮網膜色素変性
  • 有機水銀: メチル水銀の蓄積による後頭葉視中枢障害や小脳皮質障害、求心性視野狭窄


  • ref79
  • 050930
  • 機能的弱視


  • 概念
  • 狭義の弱視
  • 臨界期に適切な視性刺激が与えられないことで、視力の発達が止まってしまう状態

  • 臨床分類
  • 斜視弱視
  • 微小角斜視弱視
  • 不同視弱視: 左右眼での屈折異常の差が大きく網膜上で不等像視
  • 屈折異常弱視: 強度近視では難治性の弱視になることがある
  • 経線弱視: 乱視が強いとき、ある経線のみが見えにくいために弱視となる
  • 遮断弱視: 臨界期の眼帯、眼瞼下垂眼瞼腫脹先天白内障など

  • 臨床像
  • 視力障害: 原因を矯正または除去しても視力が得られない
  • 固視の不安定: 斜視弱視や遮断弱視
  • 読み分け困難: 並列視標よりも単一視標の方が視力が向上

  • 検査
  • 中心固視検査: 網膜での固視点を観察
  • 両眼視機能検査: 立体視、抑制およびその領域、融像幅など
  • 単一視標と並列視標: 読み分け困難
  • 特殊検査
  • 心因性要因の検査

  • 治療
  • 弱視眼の中心窩に鮮明な像を焦点させて強制的に使わせる
  • 屈折矯正
  • 健眼遮蔽
  • 患眼作動
  • 両眼視機能訓練


  • ref79
  • 050930
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